Page 1
標準

移調楽器の記譜を学ぶなら、ノーテーションソフトがお勧め

作曲や編曲を学ぶ場合、特にオーケストラや吹奏楽の楽曲では、移調楽器の記譜を学ぶ必要が出てきます。楽器によっては、ドの音がCから始まらないからです。ピアノ譜しか読んだことがなかったりする場合、初めて学ぶ人は混乱する点の一つだと言えます。

例えばB♭管クラリネットの場合、記譜上のドが、B♭から始まります。ピアノ譜で「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」と書くと、実音では長2度低く「シ♭・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ♭」と演奏される、といった具合です。

かつて移調楽器の記譜は、ソルフェージュのレッスンや、実際に楽器の演奏経験を踏まえなければ体得が難しいものでした。しかし今の時代、書いた音が鳴ってくれるノーテーションソフトを上手く活用すれば、独習は十分可能です。

今や教育現場では、e-ラーニングが当たり前のように取り入れられる時代です。スコアライティングの学習に、パソコンを使わない手はありません。ノーテーションソフトを活用すれば、移調楽器の記譜を体得することは難しくありません。一度身体で覚えてしまえば、頭の中で書いたとおりに音が鳴るようにできます。紙と鉛筆だけでスコアを書いていくことも可能になるでしょう。




Continue Reading →

標準

中高生に勧める、一般の吹奏楽団に所属する3つのメリット

4月になり、新しく中学・高校に進学した学生さんたちも多いと思います。一般に、吹奏楽を始めたい、続けたいと思う中学生・高校生は、学校の吹奏楽部に所属する場合が多いと思いますが、もう一つの選択肢として「一般の楽団」(市民楽団)の存在を知っておくと良いと思います。




Continue Reading →

標準

つまらない基礎練習で居眠りする子たちを一瞬でやる気にさせる方法

 

 

基礎練習は大切だけれど退屈なものだ

パート練習

吹奏楽を指導した経験のある人は分かると思いますが、曲目の練習はもちろんですが、基礎練習を行うことが大切です。

基礎練習というと、専用の教材を用意して、パートやセクションに分かれ、みんなでメトロノームに合わせてユニゾンやハーモニー・アーティキュレーショ ンの練習をずっと繰り返すことが多いと思います。僕が中学、高校と吹奏楽部にいた頃も、朝練から全員で基礎合奏をやっていました。

でもこれ正直とても退屈なのです。みんなで4分音符=60のメトロノームを聴きながら、B-durの音階を8拍ずつ昇ったり降りたり繰り返す。確かに必要 な練習とはいえ、曲を吹いて音楽を楽しみたい子どもたちにとって見たら、間違いなく面白みに欠けます(僕は昔よく居眠りして怒られました)。休日の午後か ら基礎なんてやると、うとうと眠りだす子が……先生がしゃべってばっかりになっちゃうから、一方的でつまらないんですよね。

それで僕は、あることをやりました。

 

 

基礎練習をリレーする

あまり人数の多い場合はできませんが、基礎練の「リレー練習」をおすすめします。とくにパート練習でおすすめです。やり方は簡単です。一つの吹き方を、音が変わるたびに順番にリレーしていくだけです。

例えば、「B-durを、テンポ60、8分音符で8拍ずつ、スタッカートで吹く」という練習があるとします。一人目はB♭で8拍吹く、そしたら二人目はCで8拍吹く、3人目はDで……という具合に、次々につなげばいいだけです。

こうすると、みんな自分の番で前の人とつなげて音を吹かないといけなくなるので、集中するようになります。それだけでなく、周りと比べて自分の音のどこに 改善が必要なのかもすぐわかるので、効率よく練習することができます。たったこれだけで、最初の休憩中ぐったりしていた子たちが、次の休憩時間には、自分 ができなかった音を隣の子と楽しそうに練習するようになりました。ちょっとしたゲーム性を持たせるだけで、退屈な練習が劇的に変わります。

そういうわけで、先生方はその長い気で「お前らなんだ!やる気あんのか!」と生徒を叱咤してエネルギーを使う前に、ぜひリレー練習を試してもらいたいと思います。

先生の仕事は簡単です。「直した方がいいところを分かりやすく指摘してあげる」「失敗は一緒に笑って励ます」。大事なのは、自分でやる気にさせてあげること、これだけです。