Teruyuki Shiraiwa
Phoenix
Phoenixは死してなお蘇り、永遠の時を生きる伝説の不死鳥として知られます。
その起源は古代エジプトの太陽神ラーに従う聖鳥ベンヌに遡るとも言われます。ベンヌはヘリオポリスのラーの神殿で燃やされている炎へ毎夜飛び込んで死に、毎朝その炎から生まれると信じられていました。後にその伝説は古代ギリシャに伝わると、プリニウスはその姿について『博物誌』で次のように述べました。
「鷲のように大きく、首には金の輝きがあり、他の部分はすべて紫色だが、尾の青には薔薇色の羽が、喉には房があり、頭には羽の紋章が飾られているという話であった。」