NJBPの「しんふぉにっく いっき」が素晴らしい

ゲーム音楽を演奏するインディーズオーケストラ「新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団」が、FCゲーム「いっき」の曲をメドレーにして演奏した動画が話題になってます。

まずこのゲーム愛の伝わる選曲が素晴らしいです。指揮者で発起人の市原さんの選曲なのか僕は存じませんけど、コアなファンから根強い支持を受ける「いっき」というチョイス。「ゲームが好きで、ゲームの音楽も大好き。俺の愛するゲームにこんな面白い曲があるんだから、もっとたくさんの人に知ってほしい」っていう真摯なゲーム愛が伝わってきます。

僕はいっきも一気の曲についても実はほとんど知らなかったんですけど、確かに聴いていると癖になる(笑)。僕のようにこの演奏で初めて「いっき」の存在やその音楽を耳にした人は少なからずいると思いますし、その魅力に気づけた人も沢山いるんじゃないでしょうか。

あと、FCの「いっき」だったのが素晴らしいなと思ったもう一つの点としては、現在のNJBPの団員数と選曲がマッチしてることです。今のNJBPはプレイヤーが14人ですから、オーケストラというよりアンサンブルに近い編成ですけど、FCって言ったら同時発音数4ですから、いたずらに派手なアレンジメントより、最低限のアンサンブルの方が、シンプルな原曲の持ち味は出しやすいし、かつ楽器それぞれの魅力も引き立たせやすい。「しんふぉにっく いっき」は、まさに選曲と編成とアレンジのトリロジーと、ゲーム愛が成せる妙だと思います。どれが欠けても成り立ちません。市原さんとNJBPの活動が、今後ももっとたくさんの人に知ってもらえたらいいなと思いました。

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